惣領冬実「チェーザレ」

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(2) (KCデラックス)

ルネッサンス期の人物・チェーザレ・ボルジアの話。
イタリア語原書を翻訳して、精査を重ねたかなり気合いの入ったマンガ。惣領さんの繊細な絵もまたこういった歴史ものにぴったり。ヴァティカン・システィーナ礼拝堂がカラーで再現されててとても綺麗。ボッティチェッリの「プリマヴェッラ」なんかも綺麗。
最初のほうは世間知らずのアンジェロ視点なので、世界史苦手な自分にとってとても話に入りやすいです。
レオナルド・ダ・ヴィンチが登場したときは「おーっ」と少し興奮してしまった(´▽｀*)チェーザレという人物を全く知らないので、今後どうなっていくのか楽しみです。今後、当分待つことになりそうですが、質のいい作品に仕上がるようがんばってほしいです。