笹生陽子『ぼくは悪党になりたい』

ぼくは悪党になりたい

ぼくは悪党になりたい

シングルマザーの自由奔放な母を持つ、平凡な高校生エイジの物語。エイジは家事全般をこなし弟の面倒を見たり、高校生らしくない我慢をしたり。そんなエイジの周りは自分の好きなように生きているひとばかり。
色んなキャラクターが立ってる中で私が特におもしろいと思ったのはエイジの友達の羊谷。美男子で女の子にもてて美人好き。それまでは女にだらしなかったのに途中でゲームの中の女の子に本気ではまってしまう。それに対するエイジの心の中のノリツッコミに笑いました。
エイジは家出をするんですけどそのオチもまたエイジらしいというか。とにかくエイジは酒に気をつけろと言いたい(笑)
めちゃくちゃはまったとういわけではないけど、この人のほかの本も読んでみようかなという気にさせられました。