数的処理

もちろん無視してください。

ある会社で、前年度におけるA部門とB部門の従業員の比は5:3だった。今年度、A部門とB部門にそれぞれ同数の新入社員が加わり、さらにA部門からB部門に5人が異動した。その結果、A部門とB部門の従業員数の比は9:7となり、両部門の従業員数の合計は180人以上200人以下になった。
前年度におけるA部門の従業員数として正しいのはどれか。

1. 65人   2. 70人   3. 75人   4. 80人   5. 85人

【自分の解き方】
●まず最終的なA部門B部門の人数を知るために、180〜200の数字の中で9:7になるような数字をさがす。(テキトーな数字をかけて)
・(9:7)×10=(90:70)←足したら180未満だから×
・(9:7)×11=(99:77)←同上
・(9:7)×12=(108:84)←足したら180〜200の間になるからオッケー!
・(9:7)×13=(117:91)←足したら200以上だから×
   よって、最終的な人数はA部門108人、B部門84人となる!★


●選択肢を利用して、問題どおりに計算してみる。
<肢1>前年度A65人、B39(5:3=65:Bより)人→(AからBに5人異動)A60人、B44人。
Aに48人足せば最終的人数の108(60+48より)人となる。ここで、Bは最終的に84人にならなくちゃいけないのに、Bにも同数加えると、92(44+48より)となり、この肢はあてはまらない
         ・         ・
         ・
<肢5>前年度A85人、B56(53=85:Bより)人→(AからBに5人異動)A80人、B56人。
Aに28足せば最終的人数の108(80+28より)人となる。Bにも28足すと84(56+28より)人となり、★の最終的人数にあてはまる!!
                         よって、肢5が正解



うわー我ながらすごく強引ですねこりゃ。しかも時間かかる。模範解答をみてみよう。



【模範解答】未知数をとって式をたてれば解ける問題である
●前年度のA部門、B部門の従業員数をそれぞれ5K(人)、3K(人)とおく。また、今年度の新入社員の数が各部門X人であったとすると、今年度の従業員数の比に関して、
    (5K+X−5):(3K+X+5)=9:7
   計算すると X=4K−40 が成り立つ。☆


●また、今年度の従業員数の合計に関して、
     180≦(5K+X−5)+(3K+X+5)≦200
この式に☆(X=4K−40)を代入すると、
     180≦16K−80≦200
   計算すると 16.25≦K≦17.5 となる。
Kは整数であるからK=17となり、前年度のA部門の従業員数(5K)は、
     5K=5×17=85(人)となる。
                         よって、正解は肢5



あー5K、3Kって表せばいいのか。納得。自分のやり方だと時間かかるから、文字式立てて解くようにしよう。